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2010年7月13日 (火)

雨が怖くて山に行けるか!太郎坊山・箕作山

山行記録:SN
1.日:2010年7月3日(土)
2.時刻:8:05樟葉発特急―京都8:50集合9.00発―近江八幡乗換
近江鉄道9:42-9:55太郎坊宮前駅-太郎坊宮-11:20太郎坊山(赤神山)357m-休憩-14:00箕作山372m-小脇山-15:00市辺駅-16:12京都
3.参加者:MN(リーダー)、YO、TH、SN
4.雑感:
 前の晩19:00に降雨確率60%以上だったから多分中止と思っていたが、リーダーから「途中まででも行ってみる」と連絡が。ははは途中まで行って引き返すなんてでけへんで、京都まで行ったら行ってしまうで、と思っていた。つまり雨天決行、ただしもちろん状況によっては引っ返すよ、ということですな、というわけでつまり「雨がコワくて山に行けるか!山行」になったわけだ。なかなかのツワモノリーダーですな!イヨッ!快女児!
 まあなんというかついて行く方も行くほうやけど。踊る○○に・・同じ○○なら?
 ある予報は降雨確率90%やったみたい。でも、ピラミダルな岩山低山達が雲を従えて聳え立ち、なかなかの山水墨絵チックな展望の中、樹種豊富で樹木のいい香りのする森の山行でした。
クーモニソビユルタカチホノー、知らんやろな。フィトンチッドってえものは一日嗅ぐと一週間以上効果が持続するんだそうで私は大いに呼吸して2週間分吸ってきました。雨にもマケズ急な登りにも辛うじてマケヌ体を持ち、急な下りにも全員一歩も滑らずコケず楽しんできました。ただし、「雨が怖くて山に行けるか!」は、渓谷を歩かない低山で、ひどくなったらすぐエスケイプできることを読みきっているから成立するんですけど。リーダーはエライ!
 これが比良山系みたいな、大きな渓谷のある山だとまた判断が違ってくると思います。
Photo_2

 天狗の額の架かった駅からの参道を、鳥居の上に聳える岩だらけの太郎坊山を見ながら歩く。太郎坊天狗は例えば鞍馬山の祭神次郎坊の兄貴で、いずれも天狗。他では愛宕山が太郎坊、比良山が次郎坊。

Photo
 まず太郎坊宮で茅の輪をくぐり、地元の大福餅を全員2個ずつ買って一つ食べ、巨大な岩の狭い隙間20mを通り抜けて太郎坊天狗の偉さを実感し(邪心ある人は挟まれて動けなくなるらしい。善男善女と判定された。)、展望を楽しんだ後少し戻って登山道へ。木はタカノツメ(コシアブラとの違いを少し勉強。子葉3枚と5枚。)、リョウブ、ソヨゴ、ネジキ、巨木のシイ多数、スノキ、コナラ、スギ、マツ、モミジ、サンキライ、キノコ多種、・・・。花はヒヨドリグサ(フジバカマ?)、アジサイ。

Photo_3

 太郎坊山(赤神山)頂上の岩場でリクエストに応えてSNが万葉集の額田王女「茜さす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」(そんなに袖を振ったら皆が見ますよ。私達の間柄がばれちゃうじゃない。布を茜色に染めるのに使う紫草の生えている(立入禁止の標識の立っている皇室・天智天皇専用の)禁野で皆で遊猟をしてる時にそんなに派手に袖を振ったら。天智兄ちゃんに見られたら殺されるよ。)、大海人皇子「紫の匂える君を憎くあらば人妻ゆえに吾恋めやも」(茜染めに使う紫草の、匂うように美しい花みたいなあなた、人妻だからといって恋しないではいられないよ。殺されてでも。)を説明(額田王女は大海人の妻だったが、その後天智天皇に請われてその後宮にいた。)。昔からある「天智天皇と大海人皇子による額田王女の取り合い」説ではなく、「蒲生野での宮廷の遊猟・園遊会の座興の遊びで、即興で受けた。」という現在の多数派説を紹介。ついでに畝傍山に大きな看板のある天智天皇の大和三山恋争い(男2女1)の歌「耳成は畝傍を愛し(おし)と香具山と相争いき神代よりかくなるらし古えも然なれこそうつせみも妻を争うらしき(神代からしてきたように現世でも妻争いをします)」と、能の「三山(みつやま)」(男1女2)を紹介しました。蒲生野の歌と関係あるのかな? わかりません。

 途中の風流な竹の屋根付き休憩所で大休止。雨に緑を増す葉や雨の流れる樹幹を鑑賞しながら二つ目の餅と弁当を。
 箕作山を越え、十三仏に下る入口で10分迷ったあと入口発見。ここは皆迷うらしい。このあたり巨岩があちこちにあって、十三といわず三十仏くらいが刻まれている。モミジも多い。

Photo_4

 田園地帯に出てから少々道迷い。田んぼのあぜ道をたどり船岡山万葉の森の縁を歩いて市辺駅へ。赤神山箕作山が高く聳えていました。万葉の森には蒲生野での天智一行の遊猟の彩色画のレリーフと歌碑、万葉植物園などがあるらしいがカット。紫草は真っ白な清楚な花を付ける。根を茜染めに使う。
 私の靴は中に水が入って後半はびっちゃんぐっちゃん歩行。新品のいいゴアテックス靴なんだけど。「中雨以上のときは「スパッツの上に」雨具ズボン」という原則を実行せずに、ズボンの汚れを気にして「スパッツ上」ではいてたから、やっぱりズボンがずりあがって主にズボンの裾から水が入ったみたい。「小雨ならスパッツ上、大雨ならスパッツ下ズボン上」という注意書が好日山荘に貼ってありました。ザックの中も、個別ビニル入りの下着以外のものは皆濡れていましたから、久しぶりに、「要領のいい雨対策」の習慣が必要、と勉強・反省になりました。
 新緑の雨の森、雨山行の復習にもなって良かったよ!! たまには雨でも山に行きましょうか?

Photo_5


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